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婚活に誰もが共感するかといえば、拒否反応を示す独身者は決して少なくない。
とくに男性。彼らは現実派の女性に比べて、ずっとロマンチストだ。

だから本書の冒頭でふれたビートTけし発言にもあったように「そこ(婚活)に熱愛はないのか?」と考えやすい。出産にタイムリミットがある女性と違って「いま結婚しないと」と切羽詰まってもいないから、頭では「婚活しないと」との思いはあっても、なかなか行動には出ないだろう。
不況になればなおさらだ。でも、だからといって彼らを責めるのはおかしい。
「そうやってジッとして狩りに出ないから、恋愛も結婚もできないんだよ」と非難する人もいるが、狩りに出ればそれだけいい出会いがあると言えるのか?出会ったとしても、結婚して末永く愛し合えるような異性を見つけられると言えるのか?ここまで見てきた内容からも、必ずしもYESとは言えないのは明らかだ。だったら、誰もが半信半疑のまま「合コンに」「お見合いパーティに」と、ムリに遠くまで遠征する必要はない。
「とりあえず押さえで」と、多少のリスクを感じながら不特定多数の出会い系サイトに登録するのも、あまりお勧めしない。遠征すれば、自分自身の″売り(よさ)″が分かるメリットはある。
よく「海外旅行に行くと、日本のよさが改めて分かる」と言うが、あの感覚だ。でもその遠征先で相手を見つけるのは、そんなにラクでもない。
集中力やパワーも要るし、何よりせっかく出会っても、結婚に至る確率が低い。「結婚と恋愛は別」と割り切って婚活に突進するのもアリだが、そこまで割り切れないロマンチストには不向きだ。

「でも身の回りだけじゃ、全然いい出会いがないんですよ」……。
よく分かる。
でも本当にそうなのかな、ともう一度疑ってみて欲しい。「恋愛低体温症」の女性達最近20代の独身女性に、こんなふうに相談される機会が増えた。
「Aさん、私って変ですか?」
「なんか私、恋愛とか、あんまり興味なくて」
女性誌などで「恋愛低体温症」とも評される女性達だ。予想以上にその数は多い。
こんな声も聞いた。「この前、かなり好みの(顔の)男子に出会ったんです。ちょっとだけ芸能人似。でも、次また会おうかって言われたのに断っちゃった。付き合ったりしないで″観賞用″のほうがいいかなって……」(F子)。
「1週間前に夢で見た男の子が、合コンで目の前に座っているんですよ。趣味の話(スノボ)なんかも合ったし、すごくいい人なんだけど、でもそこでサヨナラした。なんか、付き合ったら面倒っぽくて」(G子)。
F子もG子も、相手の男子と出会った瞬間、ドキッと心ときめいてはいる。ただそこから、次の段階に進もうとしない。

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